私たちの生活や業務で使われる缶の製造には金属加工技術が詰まっている
飲料の多くはペットボトルや缶、紙パックなどが使用されています。缶詰はもちろんですが、ジュースやビールなど、古くから私たちの身近なところで見ることの多い「缶」ですが、缶を製造する製缶加工は、重要な金属加工技術が詰まっているのをご存知でしょうか?
缶にはさまざまな径や大きさ、形があるため、製造する缶の材質やデザインによって製缶方法が異なってきます。
例えば、ジュースやビールなどの飲料で使われるアルミ缶の場合は、DI缶と呼ばれる深絞り工法で製造されます。
DI缶は、カップ状に撃ち抜かれたアルミを伸ばして高さを出し缶の形を作り、塗装や焼き付けを施した後に缶の口を絞って飲料が入れられる状態にして出荷され、飲料メーカの工場で飲料を注いだ後にフタがつけられ商品として出荷されていきます。
最近、世間を驚かしたニュースの1つに、缶の上蓋を開けるとビールのきめ細かい泡が出てくるという新しいビールが発売され人気のため出荷が停止されたという話がありますが、その製缶技術は缶の内側に凹凸を採用したものだといわれています。
身近な缶にも最新技術が取り入れられているというのは興味深いものですね。
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