金属加工とは?加工の種類を詳しく解説!
金属は機械部品に広く使用され、プラスチックと並ぶ重要な材料です。
金属加工は「形状を変える加工」と「性質を変える加工」の2種類に分けられます。
- 形状を変える加工: 金属を加工して目的の形状に成形する。
- 性質を変える加工: 熱や化学処理で金属の硬度や耐食性などの特性を強化する。
今回は、それぞれの特徴を解説したいと思います。
◇形状を変える加工
・切削加工
刃物状の工具で金属を削り、形を作る方法です。
主に旋盤、フライス盤、マシニングセンタ、ボール盤などが代表的で、幅広い材質に対応し、精度とコストのバランスが良いのが特徴です。
・研削加工
砥石で精密に削る方法で、切削加工より精度が高いが、削る量が少なくコストと時間がかかるのが特徴。
円筒研削盤や平面研削盤で、円筒面や平面の精度を向上させ、自動車部品や工作機械のスライド部分に使われています。
・特殊加工
放電加工とレーザー加工があります。
放電加工は電極と電圧で材料を溶かして形を作り、高精度な加工が可能で、一方でレーザー加工はレーザーで材料を溶融・蒸発させ、精密な切断や穴あけが可能です。
◇性質を変える加工
・熱処理加工
熱処理加工は、素材を加熱・冷却して硬度や組織を変え、性能を向上させる方法で、硬さや耐摩耗性、耐食性を強化できます。
・表面処理
金属表面に皮膜を形成するメッキや、表面を改質する化成処理があり、錆防止や表面硬化、美観の向上などに使用されるのが一般的です。
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